Home > 建築実例 > 神戸市N邸新築工事

WORKS

神戸市N邸新築工事

設計事務所様案件 新築住宅

設計・監理 : 川添純一郎建築設計事務所 施工 : 有限会社ビームスコンストラクション
写真 : 冨田英次写真事務所

ishik_05


【建築場所】神戸市東灘区 
【延床面積】137.05㎡ 41.46坪
【敷地面積】339.23㎡ 102.62坪
【工法・構造】木造2階建て
【竣  工】2018年7月
【建築家コメント】川添純一郎建築設計事務所

敷地は住宅地内にある旗竿敷地で、住宅が建つ主な敷地となっている旗の周囲は、住宅に囲まれている。
元々この場所に建っていた住宅には南に広い庭があり、その樹木を一部残して計画することとなった。

南への視界の広がりを確保しつつ、既存の樹木と新しく植える樹木で隣家との距離を置くよう検討した。また、東西面と北面も、隣家を感じさせないよう窓を配置している。
建物には2階から1階へと南に降りる1枚の大屋根をかけている。

室内から南側を見ると、その軒先で上方への視線はカットされる。南面は掃き出しの大窓とし、採光と通風、そして庭への視線の広がりを確保している。掃き出しの窓は、
大きく軒が出た庇下のデッキと、LDK・和室をつないでいる。

深い庇は、夏の南からの直射光をカットし、熱負荷を軽減する。
南から取り込まれた風は重力換気で室内を流れる設計とした。

風は大屋根の下の空間を流れ、2階天井の北側の一番高い位置で抜ける。
1階と2階は勾配天井でつながっている。冬の熱環境に配慮し、その間に引き違いの窓ガラスを設けている。
その勾配天井は梁と野地板の構造材の表しとしている。野地板の上に断熱材と通気層を設け、熱環境に配慮した設計としている。
↓ 画像をクリックすると大きな写真でご確認して頂けます。