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神戸市西区 大津和の家

今日の作業は「墨出し」と、「型枠工事」です。
墨出しとは、設計図面で指示されている基礎の配置を図面に則して、現地で実際の地面に測量機器を使用し図面を書き入れる作業です。
図面はパソコンで専用ソフトのCADで書いていきますが、現場では「トランシット」「JIS1級のスチールテープ」「鉛筆または墨さし」「墨壷」をもちいて現地の地面(と、いっても実際は墨がちゃんと描けるように薄くコンクリートを打っています)に墨をはじいて描きます。

この墨壷は平安時代にはもうすでに存在していてひょっとしたら、もっともっと古の昔からあったものなんでしょうね。
それが脈々と続いている・・・単純な道具なんですが、こんなにすごい道具もないと思います。
いまは結構お気楽に使える道具ですが、本来は棟梁の「魂」が棲みつくような道具であったと思います。

外周部の型枠も組み上がり、次は鉄筋工事です。

K.K

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