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捨コン打設

一昨日、捨コンの打設を行いました。写真で確認できますが地盤面の高低差が結構ありますね。
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『捨コン』は捨てるコンクリートを略したような用語ですが、基礎の強度に関係するものではないため、そんな言い方をします。じゃあなぜ捨コンが必要なのか?写真を見ると建物が建つ予定のだいたい外周りが水平になっていて、中に盛り上がった土壌が見えます。

この捨コンが硬化したら墨出しという作業を行います。『墨出し』はその名の通り、『墨ツボ』という道具を使って、次に行う基礎のコンクリートを打設するための型枠や鉄筋などの位置を墨で印します。捨コンが水平になっていない、または捨コンがないなんて場合は基礎のコンクリートはうまく打設できません。

建築の世界では普段使われるのとは違う意味を持つ、独特の用語があります。『すて』とか『ころす』『しかる』『いじめる』等々・・その言葉だけみると物騒なものでも、ちゃんと意味があり、工事現場では日常的に使われる用語なのです。

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