スタッフブログ

鳥居、手水鉢(ちょうずばち)移設工事

↓現場までの通路に頑丈に板が敷いてあり、何かが通った跡があります・・・
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↓そうです。今日はいよいよ鳥居と手水鉢を移設します。ユンボ(油圧ショベル)と、クレーンが敷地に入り、作業は専門の石材店が行います。DSCF1964

↓カニクレーン、その名のごとくカニのように足を広げて踏ん張ってます。
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↓どちらも同じ敷地内での移設なので、1日で終える予定の工事です。しかし・・・
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↓手や口を清める手水鉢(ちょうずばち)です。さあ、これもクレーンで持ち上げて・・・
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・・・ん?何か思ったより重いな・・・

 

!!!Σ(゚Д゚ノ)ノ

 

↓ エエェェェェェェッッッ!! Σ(゚д゚|||) ・・これさっきの手水鉢???
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地中に埋まっていた部分が姿を現し、クレーンについている重量計を見ると、この手水鉢の重量は何と・・・2.2t!

誰も予想しない大きさに唖然・・・しかし、クレーンがこの作業半径かつこの重量であれば安全であると確認できたため、作業は続行!

↓そしてどちらも無事1日で移設完了。次からはいよいよ覆舎の前方、石積み側のコンクリート打設にかかります。
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JIO配筋検査と型枠工事

前回、外塀の下地が設置されたところにそれぞれ鉄骨の柱が建てられ、柱間に桟木が嵌められます。

↓地面と柱を斜めにつないでいる木材(簡単にいうと突っかい棒)を『控え』(または“やらず”)と言います。転倒防止の役割ですね。そして仮固定状態の柱と柱が倒れないように斜めに固定してあるのは『筋交(すじかい)』(“ブレス”ともいいます)です。
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基礎の鉄筋工事、確認検査機関(JIO)の検査、型枠工事と順調に進んでいます。

落ち着く間もなく・・・

しっかりと雨が降り続いてます。そんな中、弊社長田区の事務所では早朝から材料の受け入れ作業です。

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↑岡山の木材市場から届いた木材です。全てトラックの荷台から降ろして材種、目的、使用時期、数量を確認しながら仕分けし、これからの現場で使用します。

良い材料を『適切』な金額で(実は結構お買い得です)仕入れます。お施主様と弊社の担当が実際に岡山県まで『足を運んで』選んできたものです。そして現在、事務所は『足の踏み場がない』状態です(-∀-`; )

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↑一方その頃、2階事務所では図面打合せが佳境に入っています。作成者が理解して図面を描けなければ、それを見ながら施工する側もわかるはずがありません。

特に私たちは設計事務所でもありますが、施工管理を専門とする工務店でもあります。たとえ紙の上であろうと手を抜くことは出来ません。逆に言えば、しっかりした図面があれば現場の作業も効率よく進みます。(手を抜くわけではないですよ)

手抜きや知識不足が原因で、予定より工事が遅れた場合、誰が困るのか?・・・わかりますよね。一般のお施主様に工事が遅れた原因が特定できるでしょうか?

私たちは、家づくり全般を通して、出来るだけお施主様に関わっていただくようにしています。そうすればきっと『見えなかったものが見える』ようになりますし、『自分自身の家づくり』という実感を持っていただけると思うからです。

こうして私たちは日々の準備を怠ることなく、常に新しいことを学び、経験しながら、毎日の作業に取り組むのでした。

『haus-wrap』 神戸市西区で新たに地鎮祭が行われました。

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梅雨時期でありながら、日曜日はタイミング良く雨が止んでくれました。

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こちらの敷地にはご覧のように勾配がついたところがありますので、地鎮祭前日、現場監督が移動しやすいように階段状の梯子を作っておいてくれました。ささら(両サイドの長い板)には足場板を使っていますね。

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その現場監督が鍬(くわ)を入れます。

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こちらは山根さんの設計です。これまで同様、素敵な家が期待されます。よろしくお願いいたします。

『haus-wrap』と名付けられた家はこれから徐々にその姿を見せてくれます。どんな家になるのか?建てる立場の私たちも非常に楽しみです( ゚∀゚)ノ

撤去前の確認作業

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上の写真は手水舎(ちょうずや)と呼ばれる、神社に参拝するときに手や口を清める場所の一部です。今回はこちらを一度解体し、移設、復元するための下見に来ています。

四方の石柱は再度利用し、屋根材や木製の垂木などは新調するため、現状の細かい寸法などを測ります。

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↑中央奥に見える鳥居も同様に移設する予定です。もちろん傷つけることはできませんので下見といえど慎重な作業となります。

『鳥居』の起源や語源には諸説あり、はっきりしていない(そこが神秘的でもある)ようですが、私たちは一般的に『神社』といえば『鳥居』、『鳥居』といえば『神社』ですよね。しかし、ある地方では鳥居だけで神社がなかったり、お寺に鳥居があったりもします。(数年前に奈良県生駒市の宝山寺に行ったことがあるのですが、あちらはお寺なのに鳥居があり、入口でいきなり違和感を覚えた記憶があります。)

『神仏習合』や『神仏分離令』など、日本のその当時の慣習や法律が今も形として日本のいたるところに残っているのですね。

今現在の住宅建築も『耐震性重視』『太陽光発電』『消費税増税』などの影響を受け、「そういえばあの頃建てられたからこの家の特徴は・・・当時はね・・・」と言われるようになるのでしょうね。

墨出しおよび外部塀下地

先日の土曜日、雨は少し落ち着きましたね。多可郡の現場で墨出し作業を行いました。

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↑掘削した土にコンクリートを流し込みそこへ墨出し(平たく言うとこれから建てる建物の位置を決めるためのしるしや線を引くこと)を行い、何やら小さな鉄のプレート規則正しく並んでいます。

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↑実はここに横たわる鉄骨を建てるための下地プレートだったのですね。ここには建物を囲う『塀』ができる予定です。

プレートはコンクリート打設時に、差し筋(コンクリートが固まる前に鉄筋をあらかじめ差しておくこと)して置いたものから溶接して固定されているのですが、このままでは頼りないので、あくまで仮の固定です。

しかしこの鉄骨20~30本ありますでしょうか?かなり立派な塀が出来上がりそうです。

雨が降っても休まず動きます。

近頃になって、やっと雨らしい雨が降ってきました。現場は休むこともありますが、私たちはやること山積みです(-∀-`; )

頻繁に足を運ぶ神戸市役所です。私の市役所のイメージは、確認申請、宅地造成許可など・・・作業着を着た同業者さんがいつもいるところです。
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一昨年、塀と門扉のリフォームを行ったお宅に次の工事の打合せに行ってきました。今後ブログに掲載予定です。
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今、事務所ではブログを書いている私の目の前で皆、マウスを「ポチカチ」言わせて図面を書いています。基礎図、伏せ図、施工図、展開図などなど・・・

『図面の出来が良ければ現場は勝手に回る』と言っていいほど大事な作業です。私たちは程度の差こそありますが、全員図面を書きます。どれだけ重要な作業かを自覚しながら、今日も「ポチカチ」・・・音がなります。

青龍神社と稲荷神社の合祀覆舎新築工事 地鎮祭が行われました。

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北野天満神社から宮司様が来られました。

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関係者が集い工事の安全を祈願します。今回は『神様』のおられるところ(広い意味で言うとどこにでも神様はいるのですが・・・)ですので、工事する私たちにも特別な想いがあります。

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現場監督が鍬を入れます。

これまであった2つの社を1つにし、これから建てる覆舎(おおいや)に祀ります。

天気にも恵まれ、伊丹市にて上棟です。

6月とは思えない暑い日差しの中、棟上げ作業が続けられます。
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朝からの作業が本当に順調に進み、お昼前にはもう家の骨格が見えました。
ちょうどお昼に御幣が用意され、さあ上棟式です。
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いつもわれわれビームスで上棟式を行う際は略式ではありますが、大工の棟梁、工事担当の現場監督、お施主様の順に建物の4隅へ清めの儀式を行います。
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式も滞りなくすすみ、お施主さまのご厚意で会話の場を設けていただきました、そして施主のTさまから気持ちあふれるごあいさつの言葉もいただきました。

手前は設計の村岡さんですね。(写真の飲み物はビールに見えますがもちろんノンアルコールです)
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お施主様と設計者、施工者、現場作業員など、家づくりに関わる人間がこうして集まることは昔の日本では当たり前のことだったと思います。やはり、自分が建てる家であれば、大工さんの顔も見ておきたいですよね。

住宅に限らず、作り手が『見える』ことで人は安心しますよね。最近は都市部のスーパーでも野菜に生産者の名前が入っているものがあります。ただ安いものより、そうやって作り手の『見える』ものを私も選びます。

作り手が『住まい手』のお顔を拝見させていただき、直接『住まい手』の家づくりへの『想い』を聞ける・・・こんな関係ができてこそ『ありがとう!』と、気持ちが入った仕事になると思います。

これから家づくりをされる方も、『自分が家づくりにどうかかわるか?』によってあなたなりの『安心』が見つけられると思います。

兵庫県多可郡にて・・・仏式の地鎮祭です。

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兵庫県多可郡は神戸市西区から北上し、小野市、加東市、西脇市を越えたところにございます。

写真は多可町の町の鳥『キジ』と町の花『ササユリ』ですね。『やちよ』と書いてあるのは少し前まで『八千代町』があったんですが、今は多可町八千代区に変わっているからです。

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↑あれ?今日はいつもの神職の格好ではないですね?この方は・・・そう、この日の地鎮祭は『仏式』です。いつもの『神式』とは、似てるのですが少し違います。
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他のサイトで詳しく書かれているところもありましたが、違いを少しわかりやすく言うと・・・

神式では、その土地の神様に『家をこれから建てるんです。神様のこの土地をちょっとだけ使わせてくださいね。あと、できれば工事中に事故がないようにみててくださいね』とお願いする儀式です。

一方、仏式では『ここで家を建てることになりました。喜ばしいことです。皆でお祝いしましょう。仏様!あなたのおかげです。感謝いたします。工事も事故なく行うことをあなたに誓います。』といった祝いと誓いの儀式です。
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呼び名も『地鎮祭』ではなく『起工式』、『初穂料(玉串料)』ではなく『御布施』、『奉献』ではなく『御仏前』が一般的なようです。

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↑敷地の周囲をお施主様が清める作業は同じようですね。

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↑設計の川添さんです。今回もどうぞよろしくお願いします。

ビームス本社からは少し距離があるように思いますが、車で1時間半ほどで(高速道路や有料道路を使わずに)現地に行くことが可能です。空気がきれいで、街中の喧騒を離れた素敵な土地に素敵な家が建ちます。ここで仕事をするのも気持ちいいでしょうね。
今後が楽しみです(´ω`*)゚